札幌記念 有力馬考察

はじめまして!実は今回初投稿となる競馬大好きぐろちゃんです。初投稿に夏競馬で一番盛り上がるであろう札幌記念の予想をあげることができて嬉しく思います。
今年は人気馬で逃げ候補が何頭かいるので難解で面白くなりそうですね。直線向いたときに誰が先頭なのか!何頭後ろから猛追してくるのか!大混戦となる予感しかしませんね。

個人的な札幌記念のイメージ

やはり特徴となるのは平坦小回りコース洋芝であること。平坦コースだからかマイルで活躍するような馬もよく好走しているイメージで、スピードと力強さなどが求められる。
2000m以下も走れて、ある程度の位置を取って競馬できる馬を狙いたい。特にマイルG1での活躍や平坦コース適性(札幌、函館、京都、香港など)を重視したい。
驚くことに過去10年で逃げた馬で馬券に絡んだ馬は2013年重馬場でトウケイヘイロー、2016年稍重でネオリアリズムであり良馬場で逃げた馬はみな馬券外に。
捲る競馬がハマるレースで逃げ馬には厳しい展開となることが考察できる。

有力馬考察

  1. ソダシ (想定1番人気)
    〈不安要素〉
    2000mという距離と55kgの斤量が不安。また、あまり上がりのかかる馬場だと力を出しきれない可能性あり。
    〈評価〉
    人気先行馬の中ではやはり一番信頼できそう。札幌は2戦2勝と好相性。前走も鼻にこだわらず先行して抜け出す強い競馬ができた点にも好感が持てる。前走レベルも安田記念勝ちのソングラインを初めG1好走馬に買っており実力も証明済み。
    上述したようにマイルG1で実績があり、札幌も2戦2勝と適性も高い。過剰人気でも逆らえない本命候補か…

  2. ユーバーレーベン (想定5番人気)
    〈不安要素〉
    状態と脚質、実力にも不安が残る。まず、状態だが「先週もう少しやりたかったのできょうは3頭の真ん中で負荷をかけた。」と手塚調教師のコメントがあり、状態は上がってきているが万全とは言い難そう。脚質は後ろから行くことが多いだけあって、早い流れで後方のままという結末もありそう。実力もオークスは勝利しているが展開がうまくハマったとも言えそう。秋華賞で悪い状態で凡走した後は、G2含めて掲示版に乗るかどうかの戦績。
    〈評価〉
    札幌2歳Sではソダシに着差なしの2着、阪神JFでもソダシに0.1差の3着。2歳時の戦績とはいえ、札幌適性は高そうなことが伺える。また、最近は2000mより長い距離を走っているが、マイルでも好走実績があることを考えると札幌記念への適性も高そう。父ゴールドシップも札幌記念は2着。実は一番の適鞍という説を推したい。脚質も2走前の京都記念で前目で競馬ができるようになっており成長も感じる。前走のドバイシーマクラシックでは外を回させられる競馬で追い込んで5着と強い競馬をしていた点も好感が持てる。父ゴールドシップのように最後方から捲る競馬をして一発が期待できる面白い存在。今回4,5番人気で買えるのはおいしいのでは。

  3. ジャックドール (想定2番人気)
    〈不安要素〉
    初の洋芝、平坦コースに不安がある。金鯱賞をレコード勝ちしてるように高速決着の方が合いそう。阪神を未勝利戦で買った後、その他は全て左回りのみの勝利で右回りの経験も少ないのが気になる。マイル実績もなくキャリア全て2000m。また、2勝クラスから前走大阪杯まで全て逃げており、今回激しい先行争いをした場合や番手につけたときにどうなるかも不安。大阪杯メンバーレベルも少し疑問(今回と同程度ではないかと)。陣営の様子からしてメイチは天秋、本気度はそこまで高くなさそう。このメンバー構成、未知の条件にしては過剰人気ではないか。
    〈評価〉
    前走の大阪杯、連戦の疲れや落鉄の影響は間違いなく有り本調子ではなかったのに5着は立派。また、金鯱賞で倒した相手はレイパパレ、アカイイト、ポタジェとG1馬ぞろいでこの馬がG1級であることは証明済み。父モーリスが2着に好走した舞台でも有り、適性は意外とある。ただ、モーリスは重馬場を後方から差す競馬をしておりタイプは別か。
    今回惜敗したところを天秋で狙いたいところ。

  4. パンサラッサ (想定3番人気)
    〈不安要素〉
    ドバイターフを勝ってはいるものの国内勝利時に戦った相手レベルは高くない。札幌適性がどうかも気になるところ。また、ドバイターフで勝利したようにこの馬の一番の適性は1800mか。逃げる競馬をするようになってからは有馬記念、宝塚記念ではあるが、逃げて捕まった後に必ず馬券外へ飛んでいるところも不安。勝てないなら馬券外に飛ぶか…
    〈評価〉
    ドバイターフを勝利し海外でG1を取ったことは素直に評価。グランプリで飛んだのは単純に距離が長かったことにあり、2000mまでなら最強の可能性もある。また、ロードカナロア産駒の札幌2000m適性も悪くなく、マイルくらいの距離に適性がある馬が来るこのレースならばむしろ適性ともとれそう。誰も競りかけてこないとしたら気持ちよくこの馬が勝利している未来も想像できる。

  5. グローリーヴェイズ (想定4番人気)
    〈不安要素〉
    初の洋芝、意外にもルメール初騎乗。実力を出し切れるか。また、7歳馬はデータ的にも悪く、衰えなども気になる。前走のドバイシーマクラシックも8着に凡走。私個人の感想だが、完璧な競馬をしての凡走に見えた。内をうまく回って直線を迎え、きれいに前が空くという状況でいて8着はいかがなものか。大外を回ってきたユーバーレーベンに1馬身差つけられている。衰えているとしたら怖い。
    〈評価〉
    後ろから捲る競馬や先行して抜け出す競馬など幅広い脚質で好走しており、操縦性も高そうな印象。ルメールがこの馬に乗るのは初めてと言えど、やはりルメールが乗ることは好材料。香港ヴァーズ、QE2世カップで好走しているように実力は確かである。前走のドバイシーマクラシックの凡走は単純に適性が合わなかったことも考えられる。香港、京都と平坦コースには適性が高く平坦の札幌も適性はありそう。この時期の札幌はそろそろディープインパクト産駒の差し天国が始まるイメージもあり、この馬が好走するイメージも湧きやすい。実際、札幌記念はディープインパクト産駒がよく馬券に絡む。勝ちまではないにしても、フィエールマンのように3着あたりに好走するのではないか…