秋華賞[G1] レース回顧

レース回顧

坂井瑠星騎手!!スタニングローズ!!!
本当におめでとうございます!
「バラの一族ここにあり!!!」は痺れますね~。キンカメ産駒のラストクロップがここで来ましたね。瑠星君も完璧な騎乗でした。
ちなみに私ごとですが、本ブログ中央競馬4連続的中です!!!本当にうれしい!ワイド1点、三連複1点と大きく出ましたがダブル的中です。嬉しすぎて声が出ました。
人気サイドで決まるという見立てが見事ハマりました。しかし慢心せず、回顧をしっかり行っていきたいと思います。勝ち時計は1:58.6とここ2年に比べて早いです。2018年にアーモンドアイが勝ったときが1:58.5でした。今の東京も阪神も時計が出やすい馬場のようですね。今週の菊花賞もその辺を考慮しなくてはなりませんね。

各馬評価

1着 7番 スタニングローズ (3番人気 5.7倍) 牝3

父:キングカメハメハ、騎手:坂井瑠星、斤量:55.0
この馬は、私の三番手評価です。上位三頭は甲乙つけがたく、どの馬が勝ってもおかしくなかったと思います。瑠星君の完璧な騎乗で好位追走し、直線では5番手の位置から突き抜け、迫るナミュールとスターズオンアースを凌いで見事に優勝です。余裕残しの前走の紫苑ステークスからしっかりと仕上がっていましたね。オークスで好位につけての2着は伊達ではありません。キングカメハメハ産駒のラストクロップから大物の誕生です。こういった脚質の馬は、幅広い距離、コース形体で活躍できると思います。今後はどういったローテで古馬混合戦を戦うかが楽しみですね。

2着 8番 ナミュール (2番人気 3.3倍) 牝3

父:ハービンジャー、騎手:横山武史、斤量:55.0
私の本命馬です。2着に好走してくれました。私の本命馬の2着率はなんだか高い気がします。馬体重を20kgも増やしての出走で、成長分とのことでしたが、本当に成長分だったことが証明されました。スタート後はよれてきたスタニングローズの影響を受け、外にそれましたが中段ど真ん中につけました。コーナーでも外を回されましたが、直線では上がり3ハロン34.0の末脚で突っ込んできました。ハービンジャー産駒はディアドラ、ノームコアなど大物牝馬を輩出しています。ナミュールは彼女らを越えることができるでしょうか。桜花賞、オークス、秋華賞と幅広い距離で活躍できているので(桜花賞は10着だが0.3差)、能力は非常に高いと思います。古馬との激突が楽しみですね。

3着 9番 スターズオンアース (1番人気 3.0倍) 牝3

父:ドゥラメンテ、騎手:C.ルメール、斤量:55.0
私の対抗馬、というよりも第二の本命馬です。骨折の影響が不安要素として挙げられましたが、実力は間違いないと見て重い印をつけました。その思いとは裏腹にスタートで事件です。心臓が止まりました。故意ではなく、事故ではありますが、スタニングローズがよれたことによって弾かれてきたナミュールと逆サイドから寄ってきたアートハウスに挟まれる形となり、スタート後に下げざるを得ませんでした。最後方からの競馬を強いられることとなり、直線を迎えても依然後方でした。阪神内回りの短い直線で、馬群を割って伸びてくる姿には誰しも興奮したのではないでしょうか。上がり3ハロンは33.5と堂々の1位です。負けて強しと言えるでしょう。もし秋華賞を同メンバーで3回やったなら3回とも結果が違うのではないかと思えるほど、上位は拮抗していたと思います。この馬はドゥラメンテ産駒なので、成長力もあると思います。次走では、さらに成長して古馬混合戦に挑んでほしいと思います。

4着 6番 メモリーレゾン (13番人気 69.4倍) 牝3

父:オルフェーヴル、騎手:古川吉洋、斤量:55.0
中団真ん中に位置取りし、4コーナーではナミュールの少し内かつ後ろを回ってきました。上がり3ハロンは34.4とメンバー内やや上位の脚を使い、4着に好走しました。13番人気のこの馬を指名できている人は上手ですね。右回りがドンピシャで合うようで、末脚も34台前半で上がり1位を何度か出していました。もう少し上がりがかかる馬場ならば、可能性あったと思います。オルフェーヴル産駒の大物はラッキーライラック以降あまり目にしないので、今後成長して大物になることを期待します。

5着 10番 アートハウス (4番人気 6.7倍) 牝3

父:スクリーンヒーロー、騎手:川田将雅、斤量:55.0
道中は3,4番手につけ、安定感のある先行力を披露してくれましたね。阪神2000mではこれくらいのレース運びのほうが安心できます。川田騎手は本当にうまいです。この馬を切っている身としてはひやひやしましたが。ローズSの勝馬ですが、私はレースレベルを疑問視していました。しかし、ローズS組が4,5,6着と好走しており、決してレベルは低くありませんでしたね。上位3頭が強すぎただけで、5着は立派なのではないでしょうか。スクリーンヒーロー産駒にはウインマリリンもいますし、適距離は2000m~2500mくらいまで行けいるのではないでしょうか。今後も先行力を活かして安定感のある好走をしてほしいと思います。

6着 11番 エグランタイン (11番人気 40.3倍) 牝3

父:キズナ、騎手:池添謙一、斤量:55.0
道中はスタニングローズのすぐ後ろにつけていました。直線ではじりじりと伸びてきており、上がり3ハロンは34.5です。最後は切れ負けでしょうか。上位3頭は強すぎたとして、4着のメモリーレゾンとは着差なしです。ペースはそこまで早くなかったといえ、これくらいの位置で競馬ができるのはいいですね。
個人的にキズナ産駒は正直まだよくわかりません。牡馬だと筋骨隆々の体力タイプで長距離やダートのイメージで、牝馬だと上がりの早い脚を使いマイルくらいを激走するイメージです。この馬は上がりが使えないのか、それとも適性が向いておらず東京マイルでは激走するのか、はたまた世代レベルがいまいちなのか今後注目していきたいと思います。

7着 15番 サウンドビバーチェ (12番人気 52.1倍) 牝3

父:ドゥラメンテ、騎手:岩田望来、斤量:55.0
2番手で先行していましたが粘り切れずといった結果です。直線ではいったん先頭に立ちましたが残り100mほどでしょうか。差し切られてしましましたね。タイムは4着馬メモリーレゾンとは着差なしです。もう少し展開が向くようなら一発ありそうですね。ドゥラメンテ産駒なので今後の成長も楽しみです。また、レース前に放馬してお騒がせしたおてんば娘でもあります。心身ともに成長したときにはG1級の強さかもしれません。

8着 5番 ストーリア (9番人気 38.6倍) 牝3

父:リオンディーズ、騎手:松山弘平、斤量:55.0
この馬も4着馬と着差なしです。未勝利戦から2勝クラスまでを三連勝しての初重賞がこの秋華賞です。初の阪神であり初の右回りでした。道中はナミュールの少し後ろに位置取り、直線ではメモリーレゾンと一緒に上がってきており上がり3ハロンは34.1と4位タイです。
リオンディーズ産駒をあまり信用しておらず、G1で馬券になったのはテーオーロイヤルの天春での3着くらいです。そろそろ大物が出てきてもいい予感はしますがこの馬は今後どうなるのでしょうか。

9着 16番 プレサージュリフト (5番人気 14.6倍) 牝3

父:ハービンジャー、騎手:戸崎圭太、斤量:55.0
スターズオンアースの少し外の最後方を追走していました。4コーナーでは大きく外を回して直線では伸びてきましたがさすがに厳しかったと思います。上がり3ハロンも34.1と4番目タイですね。次走以降に期待したいと思います。能力もG2,G3レベルでは通用しそうに思います。

10着 2番 ライラック (6番人気 19.9倍) 牝3

父:オルフェーヴル、騎手:M. デムーロ、斤量:55.0
離れた最後方からの競馬となり、末脚にかける形となりました。上がり3ハロンは33.9と3位の脚は使えており、展開が向けばといったところでした。こういう競馬をする馬は本命にしづらいですね。似た脚質の牝馬に、ユーバーレーベン、アカイイトなどが思い当たります。人気薄の時に狙って激走してほしいと思います。

11着 1番 ウインエクレール (7番人気 35.9倍) 牝3

父:ディープインパクト、騎手:松岡正海、斤量:55.0
この馬は結構穴人気していましたね。1枠1番という好枠を取れたこともあると思います。結果は残念ながら11着、上がりも平凡ですね。少し実力が足りなかったように思います。ディープインパクト産駒のラストクロップでもあるので人気するのも無理はないと思います。また、条件戦から上がってきてほしいですね。

12着 12番 ウォーターナビレラ (10番人気 40.2倍) 牝3

父:シルバーステート、騎手:武豊、斤量:55.0
誰もが分かっていることと思いますが、距離です。1400m~1600mが合うかと思います。阪神カップあたりが合うのではないでしょうか。

13着 13番 エリカヴィータ (8番人気 36.2倍) 牝3

父:キングカメハメハ、騎手:福永祐一、斤量:55.0
国枝厩舎に福永騎手、キンカメのラストクロップでフローラSの勝ち馬。更に調教では動きがものすごくいいと聞いたら来るのではないかと思ってしまいます。結局人気は8番人気で13着。実力が足りなかったのか、コースが合わないのかそのどちらもなのかはわかりませんが今回は残念な結果でした。またどこかで好走するかもしれないので、メンバーレベルも見ながら即切りには注意したいです。

14着 4番 ラブパイロー (16番人気 320.1倍) 牝3

父:パイロ、騎手:酒井学、斤量:55.0
芝に出たりダートに出たりとよくわからないです。パイロ産駒なので普通に考えればダートだと思います。前向きさもなくなってきているとのことで今後も買いにくいと思われます。

15着 3番 タガノフィナーレ (15番人気 224.8倍) 牝3

父:エピファネイア、騎手:鮫島克駿、斤量:55.0
さすがに敷居が高すぎたと思います。条件戦を上がったばかりでいきなりの重賞が秋華賞。これは厳しいですね。まずは条件戦を頑張ってほしいと思います。

16着 14番 ブライトオンベイス (14番人気 165.7倍) 牝3

父:キタサンブラック、騎手:秋山真一郎、斤量:55.0
果敢に逃げていきましたが適距離ではないようですね。実力も足りていなかったと思います。条件戦から上がってきてほしいと思います。