レース回顧
このブログ初となる的中は毎日王冠となりました。ブログを始めてからスランプが続いていたので的中できてとてもうれしいです。今回とても印象的だったのはダノンザキッドのゲート突進ですね。サリオス軸のもう片方の軸にしていたので内心ひやひやでした。
毎日王冠は例年堅めの決着となります。今年も例に漏れず人気馬が人気通りに力を出した結果となりました。雨予報があった週末の天気は何とか持ちこたえ、同レースは良馬場開催となりました。勝ち時計は、1:44.1でレコード。1000m通過タイムは57.9となかなかハイペースに思えましたが、全体の時計も早いのでこれでミドルペースです。上がり3ハロンはサリオスとジャスティンカフェが並んで33.8です。とんでもなくレベルの高い勝負が見れたんじゃないでしょうか。レベルが高かっただけあって各馬の反動が心配になります。
各馬評価
1着 3番サリオス(1番人気3.0倍)牡5
父:ハーツクライ、騎手:松山弘平、斤量:56.0
今回の私の本命であり、多くの競馬ファンの本命だったことでしょう。無事に勝利してくれてよかったです。最後の直線を向いた時には後ろから4頭目あたりにおり、松山ジョッキーの追い出しは素人目に見てぎこちなさを感じたので少しヒヤッとさせられました。がしかし追い出してからのエンジンのかかり方は素晴らしく、ダノンザキッドとジャスティンカフェの間から鋭く伸びてきてくれました。5歳秋を迎え、この素晴らしい走り。私はこれを「ハーツクライ産駒の覚醒」と呼びます(誰かも呼んでいたような)。そもそもサリオスに限ってはクラシックで常にコントレイルに次ぐ実力を示してたので覚醒というよりは復帰に近いかもしれませんが。次走の予定はまだ不確定ですが、マイルCSあたりかと思います。人気だと思いますが逆らわない方がよさそうですね。
2着 9番ジャスティンカフェ(3番人気5.9倍)牡4
父:エピファネイア、騎手:福永祐一 、斤量:56.0
この馬は、後ろからレースを進める形となりましたね。前走は重馬場に泣かされましたが、今回は良馬場で開催されてしっかりと実力が発揮されました。上がり3ハロンはサリオスと同じ33.8です。最後の一瞬までこの馬が勝利するのではないかと思わされる激走でしたね。正直、ここまで強いとは思っていませんでした。得意な条件(東京1600m~1800m)であればG1級の相手とも戦える実力があると証明できたと思います。エピファネイア産駒の牡馬なので、「エピファネイアタイマー」があると思います。一度大きく崩れてしまったらその次は買いにくいですね。逆に言えば、崩れるまでは買える馬だなと思います。
3着 4番ダノンザキッド(4番人気6.7倍)牡4
父:ジャスタウェイ、騎手:戸崎圭太、斤量:56.0
私の対抗馬でした。ゲートを突進してフライングしたときには正直終わったと思いました。その後馬体に異常はなく、外枠から発走させられることとなりましたね。せっかくの好枠を捨てる羽目になってしまいましたが、小頭数だったのでそこまで影響はなかったと思います。これだけのことがあってしっかり3着に好走できるのは立派だと思います。このやんちゃぶりに実力も伴っているので今後は人気がさらに増してしまいそうです。この馬は外枠に回されてもスタートをよく切って、4番手につけました。これくらいの好位につけてくれる馬は本当に安定感があるので好きです。上がり3ハロンも34.3とメンバー内4番目でしっかりと末脚も担保されているいい馬です。私はジャスタウェイ産駒はどちらかといえば割引材料としてみるのですが、この馬のように既に実績が物語っている馬に関しては割引く必要はないとみてます。次走はやはりマイルCSなのでしょうか。人気の一角となることは間違いないでしょう。
4着 5番レイパパレ (2番人気 4.7倍) 牝5
父:ディープインパクト、騎手:川田将雅、斤量:55.0
またもや馬券外になってしまいましたね。こんだけの高速馬場をよく頑張ったと思います。状態面も悪くなかったと思いますし、この馬の実力もしっかり出し切ったと思います。相手3頭が普通に強すぎたというのが正直な感想です。スタート後に前から3頭目につけて、3コーナーでは2番手、直線では早めに追い出し一度先頭に出てダノンザキッドと差が開きだしたときには、「あ、レイパパレ来るわ」とまで思いました。がそこから3頭にかわされてしまいました。瞬発力勝負ではやはり厳しかったと思います。やはり大阪杯のように阪神2000mがベストなのでしょう。エリザベス女王杯(阪神2200m)は少し距離が長く厳しいと思えますし、ベストは何になるのでしょうか。適性と相手関係をしっかり見て買うか判断したいと思います。
5着 2番ノースブリッジ (5番人気 6.8倍) 牡4
父:モーリス、騎手:岩田康誠、斤量:56.0
出遅れが痛かったと思います。上がり3ハロンは34.0とメンバー内3番目であり、私の評価以上に走りました。ただ、出遅れなくとも上位3頭には届かなかったのではないでしょうか。また、今回新たな一面として、良馬場かつ高速馬場でも走れること、差す競馬もできることがわかりました。メンバーレベルが落ちたG2以下なら十分買いだと思います。
6着 6番ポタジェ (7番人気 12.9倍) 牡5
父:ディープインパクト、騎手:吉田隼人、斤量:58.0
やはり58kgが響いたのでしょう。決して悪い競馬はしていません。また、相手が強かったのもあると思います。天皇賞秋に出るならば、再度斤量58kgの壁が立ちはだかります。上位人気するかは疑問ですが、斤量面は割引です。
10着 1番レッドベルオーブ (6番人気 12.4倍) 牡4
父:ディープインパクト、騎手:幸英明、斤量:56.0
果敢に逃げたのでこの着順はしょうがないです。果敢というよりもかかっていたのかもしれませんが。ダノンザキッドのアクシデントのせいもあるかもしれません。それにしてももう少し気性が落ち着いたらいいですね。次走は何かわかりませんが、これで人気が落ちてくれるのであればむしろ買いだと考えます。