今回は大荒れはまずないと考えます。なぜなら人気馬と穴馬の実力差がある程度開いているように思うからです。ただ、人気馬もそれぞれ不安要素があるため、穴馬が1頭くらいは絡むのではないかと考えます。穴馬が絡むシチュエーションとしては、有力な逃げ先行勢が潰れ、後方の捲りから2頭ほど馬券に絡むケースです。それに加えてユーバーレーベンやグローリーヴェイズの状態や適性がイマイチで脱落するケース。よって、ソダシ+ユーバーレーベンorグローリーヴェイズ+後方からの穴馬という組み合わせが穴馬の好走する条件のように考えます。

各馬考察

• ウインマリリン (想定6番人気)
  2000mは少し短いような気がする。パワーよりの馬で先行して持続力勝負に持ち込めたら強い馬。状態面も不安であり、適性ともフィットせず、後方から捲るタイプではないので大好きな馬だが今回は軽視。
  
  
• ハヤヤッコ (想定8番人気)
  この馬も2000mは短い印象。馬場がもう少しタフになればこのメンバーでも印を打ちたい。ダート出走時には後方一気もあったが芝に転向した後には前目の位置でレースようになっており、今回そのような競馬はしないのではないか。一方でキングカメハメハ産駒は札幌記念と相性がいいらしくこれくらいの人気なら狙ってみたい気持ちはある。穴馬の中では好走が見込めそうな1頭ではある。
  
  
• アンティシペイト (想定7番人気)
  前走、前々走で後ろから捲来る競馬で好走しており、穴馬の中では1番好走しそうである。しかし、レースレベルは高くなく、上位人気馬とは実力差があるように思う。現在人気が上がってきていることも気になる。
  
  
• ユニコーンライオン (想定10番人気)
  穴馬の中で最も実力が高いのはこの馬だろう（ウインマリリンも実力は高いが中穴くらい人気しているので）。ただ、人気にも反映されている通り状態が最も不安となるだろう。また、この馬が力を出し切れ、好走するならば馬券内は逃げ先行馬で埋め尽くされるケースだろう。もしそのケースになるならば、残り2頭はソダシ、ジャックドール、パンサラッサから狙いたい。
  
  
• マカヒキ (想定9番人気)
  未だに引退させてもらえないダービー馬。実は今回このレースはG1馬5頭もいるというなんともハイレベルなことか。さらに、この馬は5歳時、札幌記念2着に好走。さらに、このレースは1枠の好走率が高い。高齢になった最近でもG2ではタフな流れになると後ろから差して好走している。もしかすると今回も展開が向くかもしれない。ただ、さすがに今回はG2と言えどレースレベルが高く期待はできないだろう。さすがに衰えも厳しいのではないか。
  
  
• レッドガラン (想定11番人気)
  中山金杯のレースレベルはそこそ高いと考え、この馬の実力はG3,G2までならば通用しそう。京都記念ではユーバーレーベンにクビ差にせまっている点も評価できる。しかし、今回はレースレベルがさすがに高く通用しないか。また、ある程度前目の位置から競馬をするタイプで堅実ではあるがレベル差を埋めるような展開利を生むことは難しいのではないか。
  
  
• ケイデンスコール (想定15番人気)
  この馬の実力は高いだろう。NHKマイルでアドマイヤマーズに次ぐ2着、中山記念ではヒシイグアスに0.0差の2着に好走。マイラーであり、札幌記念に合う可能性もある。しかし突然走らなくなったり突然走ったりと予想が難しい。今回走っても驚きはしない。が今後もう少しレースレベルが落ちても人気薄なら狙いたい。
  
  
• アイスバブル (想定13番人気)
  この馬も近走の連敗が気になる。適性はありそうで1枠に入ったことは好材料だが、今回抑えたいと思えるほどではない。
  
  
• その他
  アラタ、フィオリキアリ、サトノクロニクルに関してはシンプルに実力が足りないだろう。

以上を踏まえ、穴馬から狙うとしたらアンティシペイトとハヤヤッコを選出したい。