中山牝馬ステークス[G3] 競馬予想 最終結論

 こんにちは。ぐろちゃんです。昨日誕生日を迎えました。ありがたいことにたくさんの方に祝っていただけました。本当に感謝感激です。
 3月10日は4頭の年度代表馬、ビワハヤヒデ、キタサンブラック、アーモンドアイ、エフフォーリアと名だたる名馬たちの誕生日です。こんな名馬達と同じ誕生日であることを誇りに思い、私自身も年度代表予想家になるべく粉骨砕身頑張りたいと思います。

 中山牝馬ステークスは、牝馬にとってはタフなコースである中山1800mで開催され、上がりがかかる消耗戦になることが特徴です。そんな特徴的な中山牝馬ステークスでは、リピーターが来ることも多いです。フロンティアクイーンやフェアリーポルカなどが例に挙げられます。
 今回は主に”馬場”、”上がり3Fタイム”、”血統”のファクターを重視して予想してみました。

[馬場考察]
 先週行われた弥生賞の勝ち時計を見てみると、タスティエーラが出した時計が2:04.4、去年のアスクビクターモアが2:00.5となっています。よって、仮にどちらの馬も同じ程度の実力だと仮定した場合には、今の中山の馬場コンディションは昨年と近いと思われます。

[上がり3F考察]
 過去10年で馬券内に来た30頭の上がりは33.7~39.9と幅が広く、33秒台が1頭、34秒台前半が3頭、34秒台後半が10頭、35秒台前半が8頭、それ以上が9頭です。ボリュームゾーンとしては34後半が一番多く、今年もそれくらいかそれより早いことが予想されます。
 去年の馬券に来た3頭の上がりタイムは、34.3, 34.6, 34.5でした。よって今年もそれくらいの上がりを使える馬が好走すると考え、狙っていきたいと思います。

[血統]
 このレースでよく来る血統は、オルフェーヴル産駒ルーラーシップ産駒、そしてサドラーズウェルズ持ちも好走に効いてくると考えます。

 オルフェーヴル産駒は、22年の勝馬であるクリノプレミアム(15人気)、4着スライリー(9人気)、21年では、4着にホウオウピースフル(12人気)、20年は3着エスポワール(1人気)など好走しています。

 ルーラーシップは、21年3着(6人気)、20年1着(3人気)のフェアリーポルカ、19年2着ウラヌスチャーム(3人気)などの好走が見られます。

 21年7人気で1着のランブリングアレーはディープインパクト産駒ですが、サドラーズウェルズ持ち(以下サドラ持ちと表記)です。20年14人気で2着のリュヌルージュは父モンテロッソでサドラ持ちです。

それでは本命馬の発表です。

本命は9番 クリノプレミアム

◎9 クリノプレミアム
〇5 サトノセシル
▲11 スライリー
△8 スルーセブンシーズ
☆11 シャーレイポピー

買い目

・ワイド
5 – 9 に 3500 (7.1倍)

・三連複
5 – 9 – 6, 8, 11 の各3点に500


合計5000での勝負です!!!
(※オッズは当日 3/11(土) AM3時のものです)

評価

9番クリノプレミアム (4番人気想定 7.0倍)

 本命は9番クリノプレミアムです。昨年の覇者です。斤量は55.5kgを背負わされますが、素直にこの馬からでいいと思います。

 上述したように、馬場状態が昨年と近いならばレース質も似てくると思います。そうなれば素直に昨年の覇者であるこの馬でいいということになります。この馬は中山がめっぽう得意で、レベルの高かったと思われる前走の中山金杯で2着(斤量55kg)、昨年の京成杯AHでも3着に好走しています。

 血統も相性のいいオルフェーヴル産駒で嫌う要素がかなり少なく、本命とさせていただきます。

5番サトノセシル (6番人気想定 12.6倍)

 対抗は5番サトノセシルです。このレースが引退レースとなるようです。7歳と高齢ですが、近4走の重賞で一度も掲示板外に飛んだことがありません。

 この馬は鋭い末脚はないものの、34秒から35秒台の上がりで長くいい脚を使うことができる馬で、この舞台にぴったりだと判断しました。福島巧者は中山巧者といわれますが、この馬は2走前の福島記念でユニコーンライオンに0.3差の2着に好走しており、福島への適性は保証されています。

 血統もフランケル産駒でサドラ持ちです。好走しやすい血統も持ち合わせているため、6人気はかなりおいしいと判断します。よって対抗評価です。

11番スライリー (9番人気想定 39.4倍)

 三番手は11番スライリーです。穴っぽいところからはこの馬を選出します。近走はオープンリステッドで凡走を繰り返していますが、上がりが求められるこの馬の苦手とするレース質が合っていなかったと思われます。

 昨年の中山牝馬Sでは34.2と上がり2位の末脚を使って4着まで追い込んできています。その次の福島牝馬Sでは7着ですが勝馬と0.4差です。適性が合えばあと一歩のところまでは来てくれています。
 
 また、今回オルフェーヴル産駒はクリノプレミアムとこの馬のみです。血統でもプラスに働くと思いこの人気で買えるのはおいしいため、三番手評価にしました。

その他の印

8番スルーセブンシーズ(2番人気)

 3勝クラス突破したばかりの馬であるのに2番人気というのが厚い印を打てなかった理由になります。
 ただ、3歳時には紫苑ステークスでファインルージュに0.3差の2着は高く評価できますし、中山で馬券外に飛んだことはありません。父ドリームジャーニーはオルフェーヴル同様にステゴ系ですし、タフなレース質によく合うイメージもあります。
 よって好走パターンには当てはまりそうだが過剰人気気味という評価を下したいと思います。

6番シャーレイポピー(10番人気)

 昨年の中京記念は7着ですが0.4差、京成杯AHも6着ですが0.3差、ターコイズも11着ですが0.6差とそこまで差のない競馬が多いです。斤量も53kg, 鞍上も戸崎騎手とプラスに働き一発が見込めると思ったので抑えとしました。

買わない馬への一言コメント

アートハウス(1番人気)

 斤量57kgは不安ですし、中京巧者であって中山はどうかということもわかりかねます。それでいて圧倒的1人気なら嫌ってみたいということでこの馬を消すという勝負に出たいと思います。

ウインピクシス(3番人気)

 前走3勝クラスの馬を3人気では買いたくないなという気持ちがあります。前走3勝クラスの馬の成績はあまりよくないというのがデータ的にあります。また大外14番に入ったのも逃げ馬であるこの馬からするとマイナスに働くと思います。
 中山、福島での好走経験があるため、今回も来るかなと思ってしまいますが、この人気なら嫌ってみる方が良いと判断しました。

ストーリア(5番人気)

 3勝クラスを突破できていない、大とびの走法が中山には合わないのではないか、そもそも中山経験がない、リオンディーズ産駒は中山合うイメージがない、などの理由から消しです。



いざ!勝負!!!