毎日王冠 有力馬考察

今回は初の水曜日更新です。結構私は毎日王冠好きなんですよね。好きなG2を上げろと言われたら3本の指に入りそうです。札幌記念、金鯱賞、毎日王冠が好きですね~。なぜならG1級の馬が集まるからです。今回もG1馬が4頭も出走するのでとても楽しみです。
※想定オッズはnetkeibaの火曜日23:00のものです。

有力馬考察

  1. サリオス (想定1番人気 2.9倍) 父: ハーツクライ
    牡5歳 斤量56.0kg 鞍上:松山弘平
    〈不安要素〉
    ぱっと見では過剰人気に映ります。古馬になってからは人気を裏切る着順が長らく続いていました。外国人ジョッキーと手が合うとよく言われます。古馬になった後、馬券になったのは、レーンジョッキーが乗った時の香港マイルと安田記念のみです。松山ジョッキーではまだ一度も馬券になったことがありません。また、最後に勝ったのが一昨年の毎日王冠であり、単勝オッズで見るとさすがに人気し過ぎに思えます。その毎日王冠も当時のメンバーレベルよりも今回の方がレベルが高い点にも注意が必要かと思います。
    〈評価〉
    古馬になってからずっといまいちでしたが、ここ最近G1で3着に走れています。また、斤量も56kgでかなり優遇されていると思います。レース適性も一昨年に勝利しているので問題ないと考えます。前走の安田記念では着差0.0です。ハーツクライ産駒かつサロミナの子ということでこの時期から本領発揮なのではないでしょうか。過剰人気なのではなく、このオッズで買える最後とも言えるかもしれません。レース当日にもっと人気が落ちていれば買う選択も出てきそうです。

  2. レイパパレ (想定2番人気 3.2倍) 父: ディープインパクト
    牝5歳 斤量55.0kg 鞍上:川田将雅
    〈不安要素〉
    マイルは距離が短すぎ、2200mは距離が長くてもたないといったイメージがあります。ベストは2000mでしょう。では、1800mはどうかです。糸魚川特別(2勝クラス)と大原S(3勝クラス)で勝ってはいますが、レースレベルが高くありません。重賞で1800mに挑戦するのは初です。また、前走は12着と思った以上に負けています。先行勢に有利な流れであったのにも関わらずこの着順は少し不安に思います。また、牝馬なので大敗後のメンタル面も心配です。
    〈評価〉
    メンバー構成的に楽に前につけれそうなのがいいですね。前走はあまりの高速決着に対応できなかったと考えることもできます。また週末は雨が降る予報です。重馬場の大阪杯を勝ったように馬場が渋った方がいいタイプだと思います。去年の大阪杯、今年の金鯱賞、大阪杯とレースレベルがとても高いところでよい成績を残しています。勝ち負けはわかりませんが、3着内候補としては有力そうというのが今の見解です。

  3. ダノンザキッド (想定3番人気 5.4倍) 父:ジャスタウェイ
    牡4歳 斤量56.0kg 鞍上:戸崎圭太
    〈不安要素〉
    ジャスタウェイ産駒であることが不安です。産駒として活躍馬があまり出ていません。唯一強いと思われたヴェロックスも古馬になってからは戦績がみるみる落ちてしまい、OPレベルも凡走してしまいました。彼の場合は精神的な面もあるとは思います。それにしても、ジャスタウェイ産駒ということで突然大凡走という可能性があることを念頭に入れておきたいです。また、精神面でぶっ飛ぶことも多々ある馬です。当日の発汗やテンションを見ないと重い印が打ちにくい馬でもあります。時計がないのも気になります。同じマイルでも安田記念よりもマイルCSの方がいいタイプです。週末の雨の具合によりますが、時計が早くなるようなら苦しいかもしれません。川田ジョッキーが乗らないことも割引ですね。今までずっと川田ジョッキーでしたが今回初の戸崎ジョッキーです。うまくエスコートしてくれるかも心配です。
    〈評価〉
    先行したときの粘り強さは評価できます。安田記念では0.2差の6着、関屋記念では6番手につけてレースを進めるも前有利で差しきれず0.1差の3着です。上がり3ハロンも32.6であり、まだまだ勢いがあるととれます。人気馬の中で唯一夏を使っている点にも好感が持てます。父ジャスタウェイは関屋記念2着、毎日王冠2着後に覚醒しました。同じローテで父と同様に大覚醒もあるかもしれません。開幕週なので、前につけれる点を素直に評価したいと考えます。

  4. ポタジェ (想定4番人気 6.3倍) 父: ディープインパクト
    牡5歳 斤量58.0kg 鞍上:吉田隼人
    〈不安要素〉
    ポタジェだけ58kgを背負います。このメンバーに対してこの斤量はさすがに不利に働くのではないかと思います。ディープインパクト産駒は58kgを背負うと一気に戦績が落ちるイメージがあります。また、天秋を見据えてる?のだとしたら中2週になるのでどこまで仕上げてくるかもわかりません。
    〈評価〉
    前走の大阪杯は見事でした。いくら先行有利、内有利だと言ってもG1です。しっかり勝ち切るのは強い馬しかできません。前につけて内に入れられること自体、簡単なことではなく評価できます。去年も毎日王冠でシュネルマイスター、ダノンキングリーに次ぐ三着であり、実績があります。大阪杯ではレイパパレにも勝っており、斤量で嫌われているとしたらオッズ妙味がありそうです。

  5. ノースブリッジ (想定5番人気 6.6倍) 父: モーリス
    牡4歳 斤量56.0kg 鞍上:岩田康誠
    〈不安要素〉
    有力馬の中で唯一、G1馬ではありません。それでいてこのオッズはだいぶ過剰人気のように思えます。きれる足は今のところ見せておらず、始めの3ハロンタイムもそこまで早くありません。G1級の馬達の中では足りないのではないかというのが正直なところです。今までよりも速い流れとなった時に前につけれず回ってくるだけということも考えられます。
    〈評価〉
    エプソムカップでは重馬場の東京1800mを前目で競馬を進めてしっかり勝ち切っています。同舞台かつ週末の雨予報で馬場がしぶればエプソムカップの再現になるかもしれません。また、モーリス産駒ということもあって、東京の舞台も合いそうですし、モーリス産駒は古馬になってからの活躍するタイプのように思えます。ノースブリッジもここから充実期に入り、無双する可能性も否定できません。ただ、もう少し人気が落ちていたほうが個人的には買いやすいと思ってしまいます。